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ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第5話「フレッド・ジョンソン」あらすじと感想

 

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ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第5話「フレッド・ジョンソン」より

あらすじ

 なんとか火星船から脱出するホールデン達だが、同乗していた火星人が脱出の際に負った傷が原因で亡くなってしまったため、カンタベリー号に起きた真実を知る者はホールデン達を除いてこの世にいなくなってしまう。今後の方針についてメンバーが議論するなか、ホールデン達が乗る脱出船にメッセージが届く。

 メッセージはホールデン達に対し協力を申し出るもので、ティコ・ステーションからOPAの大物フレッド・ジョンソンによって送信されていた。カンタベリー襲撃の真実を公表するためにはどこかのステーションに立ち寄る必要があるが、救助してくれた火星人はみな亡くなってしまったため、ホールデン達の発言が信用されない恐れもある。加えて、カンタベリー号襲撃事件によって、ホールデンの肖像は既にOPAの火星への反発の象徴的存在として祭り上げられており、発言の撤回は大きな混乱をもたらすと考えられた。

 フレッド・ジョンソンは、家族を酸素の薄い劣悪な環境で生活させる雇用主に抗議した労働者たちをテロリストとみなし、容赦なく攻撃した過去があった。抗議デモを起こした労働者たちには降伏の意思があったものの、彼はそれを聞き入れようとはしなかった。ホールデンとアレックスは、リスクはあるが、フレッド・ジョンソンに従いティコ・ステーションに向かうべきだと主張する。ナオミはフレッド・ジョンソンの過去の行動から彼を警戒するが、最終的に二人に同意する。

 ハブロックは暴動の際にベルタ―のはぐれ者フィラットに襲われ重傷を負うが、意識を取り戻す。ミラーが死体から抜き取ったメモリーを調べると、フェーベ・ステーションから出発したアヌビスという船が何らかの貨物を運ぶ航路が記録されていた。彼の推測では、ジュリーの乗った船はOPAの指示を受けてその貨物を奪い取るために出航し、その後失踪したと考えられる。

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ジュリーと一連の事件との関連性についての仮説を説明するミラー。

ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第5話「フレッド・ジョンソン」より

 ミラーはOPAの重要人物アンダーソンと会い、ハブロックを刺したフィラットの居場所を教えられる。彼は通りで暴れているような連中は真のOPAではないと語り、フィラットの居場所を教えることを条件に、ジュリーの行方を知るためミラーに協力を持ち掛ける。

 ミラーは続いて、かつてジュリーが船をチャーターした男のところを訪ねる。テックノアという店を教えられ、調査を行うミラー。重要な情報を手にするが、突如何者かに襲われ拉致されてしまう。

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何者かに拉致されるミラー。

ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第5話「フレッド・ジョンソン」より

感想

 今回はフレッド・ジョンソンという重要人物の素性が明らかになります。大勢のベルタ―を動かす力を持っているようですが、今後の展開を考える上で重要な役割を果たすと思われます。

 また、ミラーは徐々に一連の事件の核心部分へと近づいていきます。ケレス出身の彼ですが、現在のところベルタ―からは裏切り者扱いを受けています。真実が明らかになったとき、彼がどのような立場を選ぶのかにも注目です。ラストで人通りの多い路上で堂々と拉致されてしまいましたが、ケレスではこの程度のことは日常茶飯事のようです。

 粗野なイメージが強調されてきたベルタ―ですが、OPA内部でも過激派路線をとるものと、それに対し反感をもつ者がいることが語られています。現実世界でもそうですが、たとえ穏健派が多数であったとしても、対外的には一部の過激派が組織全体を代表するものであるかのように扱われてしまいがちです。ベルタ―の実態と周囲からの評価の乖離は、悲劇的な結末につながりそうな気がしてなりません。

ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第6話「どん底」あらすじと感想 - Nanyak

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