書評

『はじめての構造主義』感想

構造主義の入門書。レヴィ・ストロースと彼の著作を中心的な題材として、構造主義に対する大まかなイメージがつかめるようになっている。中学生にも理解できるような内容をめざしたとあったが、このレベルだとかなり賢い中学生じゃないと厳しいのではないか…

『幼年期の終わり』進歩の先にあるものは

ストーリー(ネタバレ) 圧倒的な科学力を持った異星人(オーバーロード)が地球にやってくる話。彼らは地球を侵略するわけでもなく、何かを要求するわけでもなく、ただ地球の管理者・裁定者として存在するのみである。彼らはやがて人類にテクノロジーを提供…

経営学の価値とは。『使える経営学』感想レビュー

実務にあたる人間からは過小評価されがちな経営学であるが、理論が成り立つ条件指定を正しく理解していれば、そこから学ぶことのできる理論は十分に有用であると説いている。 そして、経営学の理論が有効に機能するための条件と、実践経験から培われた「経営…

海賊の経済学 見えざるフックの秘密 感想

18世紀イギリスにおける海賊のありかたについて述べられている本。我々が海賊に対して抱いてる粗野で無秩序な野蛮人たちというイメージとは裏腹に、海賊たちはむしろ、当時の一般的な商船よりも民主的で分権化の進んだ組織を作りあげていたことが明らかにさ…